主婦の看護師復職は歓迎されるのか?

副業で主婦ライフを充実させよう!

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看護師ですが、出産をきっかけに一度職場を離れて育児に専念しました。その間、空いた時間で色々な副業を試してみたので紹介します。今は育児もひと段落したのでママ看護師として復職しています。

復職は歓迎される?

復職は歓迎される?

看護師の資格を持っていながら、育児や出産のために現場を離れているという元看護師主婦の方は多数います。その中には、できることならまた復職したい、せっかく積み上げたキャリアを活かしたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。復職したい気持ちはあるものの、ブランクが空いたことで現役復帰できるかどうか不安という方もいるでしょう。ですが、医療現場は元看護師の方たちの復職を待っているのです。


看護師不足と潜在看護師の数

元ナースとして働いていた方は肌で感じているかと思いますが、医療現場では引き続き医師不足と看護師不足に悩まされています。看護師不足は、多くの看護師が辞めてしまうことが原因のひとつです。夜勤や泊り込みシフトなど、心身ともに重労働となる看護師の仕事は、女性にとって家事や育児との両立がしづらい仕事であることも確かだということでしょう。
結婚や出産を機に看護師を辞めてしまった人、看護師の資格を持っていながら看護師の仕事をしていない人のことを「潜在看護師」といいます。その潜在看護師の数は、日本国内だけでなんと55万人もいると言われています。そして不思議なことに、その55万人のうちの80%の人が、復職したいという希望を持っているのだそうです。55万人の80%といえば、44万人です。

なぜ復職したいのにしないのか?

潜在看護師が復職に二の足を踏む大きな理由は、「自信の無さと不安」なのだそうです。
医療技術は日々進歩しているため、出産や育児で少なくとも1年以上のブランクが空いてからの復職では、最新の技術や機械、医療知識についていけるだろうか?ブランクを取り戻せるだろうか?と不安になってしまうのです。また、まだ小さな子供を抱えて育児と両立しようとする場合には、託児所の完備や勤務時間の問題など、労働環境に関する不安もあるようです。これらの不安が、復職したい気持ちはあるものの復職せずにいる潜在看護師が多い原因です。

医療現場の声

一方、病院側では潜在看護師の復職を期待しています。復職する看護師本人はブランク期間を取り戻すことへの不安があるのですが、受け入れ側では、看護師としての「経験」と「キャリア」を重視しているのです。最新知識は後から覚えることもできますが、経験だけは積み重ねでしか培えないものです。看護師としての経験を持つ潜在看護師のキャリアは、安心感や信頼感につながる、かけがえのない宝なのです。

看護師の復職支援セミナー

ブランクが長くて不安という方のために、復職支援セミナーというものがあるのをご存知でしょうか? 退職後のブランクが長期にわたる看護師向けのセミナーで、最新の医療・新薬・医療機器の扱いなどについての講義を受けることができます。また、実際の医療器具を利用して看護基礎技術を幅広く学びなおすことができる研修もあります。
これらの看護師復職支援セミナーは、各都道府県のナースプラザ、ナースセンターの他、再就職支援を行う医療機関でも探すことができます。